2003年4月の星空、チェックしたい天文現象

京都では、やっと過ごしやすい季節になってきました。しかし春先の天気の変わりやすさと、靄のかかったような空の多いのは天文ファン泣かせです。
4月にもなると、明るさを誇っていた冬の星座たちはすっかり西に傾いています。春の星座が東から登っているのですが、明るい星が少なく少し寂しい気がします。
北斗七星が高い位置に来ました。この北斗七星の柄杓の柄のカーブを延長すると、まず明るいオレンジ色がかった星が目につきます。うしかい座のアークトゥールスです。この星の名前には「熊の番人」の意味があります。カーブを更に延長すると、少し暗く青白い星が見つかります。おとめ座のスピカです。この星の名前には「麦の穂」の意味があります。これらの星と、少し暗い恒星ですが、りょうけん座のコルカロリとしし座のデネボラを結ぶと菱形になります。これを「春のダイヤモンド」と呼びます。

4月10日プレセペ星団(M44)と木星が最接近

4月10日M44と木星が最接近


4月10日にプレセペ星団(M44)と木星が最接近します。双眼鏡の同一視野に完全に入ります。


プレセペ星団(視野角5°)
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