2002年3月の星空、チェックしたい天文現象

京都では、もうずいぶん暖かくなり、コートが要らなくなってきました。
お星様の方は、春になると明るい星が減り少し寂しくなります。春にも有名な星があるので、お星様とコンピュータで覚えてください。まず春の有名な星の一つは、うしかい座のアルクトゥールスです。この星は、北斗七星の柄杓の柄のカーブを延長したところに見つかる明るい星です。更にこのカーブを延長するとおとめ座のスピカが見つかります。東の空に青白くポツリ輝く星です。以上のカーブを「春の大曲線」と呼びます。
後、少し暗い星なのですが、しし座のデネボラが春の星の仲間に入ります。この星と、アルクトゥールス、スピカで大きな三角形をなします。これを春の大三角形と呼びます。
3月20日土星食
金星が宵の明星に

3月20日土星食


3月20日19:00頃から土星が月に隠される現象「土星食」が起こります。この土星食は、関東−北陸を結ぶ線より北の地域で見られます。月は地球の直径の30倍程しか離れていないので、観測する地域により位置が少し変わります。従って、土星が月に潜入する場所も地域によって変わります。
あなたの住んでいる地域の土星食

金星が宵の明星に

長い間お目にかかっていなかった金星ですが、宵の明星として輝き初めました。日の入り時の高度がどんどん高くなり、目立ってきます。
あなたの住んでいる地域の日の入り時の金星の高度
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