2002年2月の星空、チェックしたい天文現象

まだまだ寒い日が続きますが、皆様お変わりはありませんでしょうか。寒ければ寒いほど冬の一等星は輝きを増します。冬の星座でカノープスと言った星をご存知でしょうか。おおいぬ座のシリウスが南中した頃に、南の地平線ぎりぎりに見える明るい星です。明るさはシリウスの次に明るい恒星です。この星は南日本しか見ることができません。また地平線ぎりぎりのため、光の屈折により赤く見えます。この星は中国では、南極老人星、老人星とも呼ばれ、一目でも見ると長生きができると言い伝えられています。

2月28日、月が本年中で最大の大きさ


月が2002年中で最も接近します。月の直径は33.5′になり、最小時より4′も大きくなります。下の月の大きさと比べてください。
また、月が地平線近くにあるときは大きく見えますが、これは周りの景色と月を同時に見ると大きく見えてしまう目の錯覚です。

最小時の月の大きさ

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