2000年2月の星空、チェックしたい天文現象

京都では、やっと本格的な寒さになってきました。雪の多い地方の方は、大変な時期だと 思います。しかし、この時期は空気も澄んでいて、最もたくさんの1等星を見ることができますね。
さて今回は、ちょっと変わったところで、りゅうこつ座のカノープスを探しましょう。この星は全天で3番目に明るい恒星(1番太陽、2番シリウス)なのですが、日本では今の時期に、南の地平線ぎりぎりに見えるだけなので、あまり有名ではありません。またこの星は、緯度37°18′(およそ、いわき市−上越市)より北では、地平より顔を出しません。

もう、東側には、春の星座であるおとめ座が顔を出していますね。

2月15日,水星が東側最大離角



2月15日,水星が東側最大離角

2月15日に水星が東側最大離角となり、夕暮れの空に顔を出します。今回−0.5等星と明るく、黄道上に、土星、木星、火星、水星と並ぶので、かなり見つけやすいと思います。日の入り後すぐに西の空を眺めましょう。
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